南プスくらし

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前編|紅葉もいいけど、冬もいいよね。「エコパ伊奈ヶ湖」ぐるっと冬散歩。

前編|紅葉もいいけど、冬もいいよね。「エコパ伊奈ヶ湖」ぐるっと冬散歩。

 秋が来たかと思えば、あっという間に冬将軍がやってくる…。そんな一瞬で移りゆく“秋”も、見て・聞いて・嗅いで・味わって・触ったりして、五感で楽しめるのが山梨です。例年、「○○の紅葉が見頃です。」というニュースを耳にすると、ちょっとだけソワソワしながら、秋が盛りを迎えているのを感じる方も多いのではないでしょうか?

 今回は、県内の紅葉スポットとしても有名な『エコパ伊奈ヶ湖』(南伊奈ヶ湖・北伊奈ヶ湖)に行ってきました。木々が赤黄に色づいて、来訪者の活気溢れる秋の湖畔もとても良いのですが、今年はコロナ対策を考える必要もあります。家族で訪れるには時期をずらした方が良いだろうという判断で、タイトルにあるように「紅葉もいいけど、冬もいいよね。」と紅葉シーズンが落ち着いた11月末に家族で散策に行ってきました。

 葉が落ちた後の閑静な湖畔もまた美しいのですが、紅葉全盛期の美しさもぜひ知って頂きたいと思い、今回は前編・後編の2部に分けてご紹介したいと思います。11月7日に風景撮影のみ実施して頂きましたので、前編では『秋の伊奈ヶ湖』の写真を掲載していきたいと思います。

スポット情報


所 在 地   山梨県南アルプス上市之瀬(当社から車で約20分)
駐 車 場  あり無料(未舗装の空き地)
開園時間  9:00~17:00(月曜、年末年始休館※要サイト確認)
入 園 料  無料
体験方法  園内の散策は自由
※その他をご希望の方はエコパ伊奈ヶ湖のサイトをご確認下さい
電話番号  055−283-8700
問 合 先  エコパ伊奈ヶ湖 総合受付グリーンロッジ
サ イ ト     エコパ伊奈ヶ湖 – あそぶ・たべる・とまる、エコパ伊奈ヶ湖 (ecopa-inagako.jp)
(宿泊・キャンプ・テント泊・BBQ等をご希望の方はこちらから予約可)



< 注 意 >
※HPと現地の看板は要チェックです!


 それでは、秋の伊奈ヶ湖へ、いってらっしゃい!

伊奈ヶ湖までは、くねくねの山道をひたすら走っていく
2020.11.7 AM10:00(快晴): この時点ですでに駐車率が100%超えだった

 自然豊かなエコパ伊奈ヶ湖周辺は、「県立自然公園第2種特別地域」に指定されており、南アルプス市がユネスコエコパークに登録された2014年からは、南アルプスユネスコエコパークの「緩衝地域」に位置しています。緩衝地域とは、南アルプス市を代表する3000m級の山々の山岳景観や原生的な自然環境、貴重な動植物の生息地を有している「核心地域(国立公園に指定されるなど法的にも厳しく保護されている地域)」の周辺又は隣接している地域のことです。韮崎市にある甘利山のレンゲツツジや、長野県伊那市の南アルプスツーリズム、南アルプス市のユネスコスクールの活動など、適切な保護や管理をしながら、環境教育などに利用されている地域です。

(地域区分としてはもうひとつ「移行地域」があるのですが、移行地域では自然環境と調和した農業や歴史、文化を生かしたエコツーリズムなどが行われています。)

所々に、現在地のわかるマップが設置されている

 エコパ伊奈ヶ湖は、こうした生態系の保全と持続可能な利活用の調和(自然と人間社会の共生)をテーマにした『南アルプスユネスコエコパークを体験できる森』として、学校や企業の研修や青少年団体、友人や家族と楽しめる便利な宿泊施設と自然豊かなフィールドを兼ね備えた施設なのです。ここには大坂家の長男(小学生)も校外学習で訪れたりと、なにかと南プス住民にとって身近な存在となっている場所です。

第一駐車場の入り口に、ちょこんと建っているカフェの看板に和む
散策以外(施設利用)をする方は、第一駐車場の右奥にある総合受付へ

 総合受付の右手には『展望台』に続く道がある。駐車場に着いたら「よーし、湖!」の前に、ぜひこの展望台に行ってみて欲しい。運が良ければ眼下に広がる甲府盆地に感動し、そうでなくても低い位置に広がる雲海に、心奪われる瞬間が訪れるはずです。天気が良ければ、展望台に続く坂道の途中で前を向くと、コントラストの美しい幻想的な風景にも出会えます。写真では伝え切れないのですが、iPhoneで撮った加工なしの写真を載せますので(実際はこれよりずっと幻想的なのか~)と思いながら見て頂ければと思います。

こんな感じの坂道をしばらく進む。某ジブ○映画の世界に潜り込んだかのような木立|iPhone
少しひらけた空間に出る。この光の先に、展望台がある。|iPhone
この日は甲府盆地ではなく、眼下一面が「雲海」になっていた

 展望台からの景色を楽しむだけでも十分楽しいのですが「10歩ほど左にズレるだけで富士山が見える」ということを知っている人が意外と少ないようで、そこから写真を撮っていたら(何が見えるの?)とゾロゾロと人だかりが出来てしまいました。実はここから富士山が見れるんですよ~と心の中で微笑しつつ、ソーシャルディスタンスを保ちながら静かに展望台を後にしました。

展望台の中からだと、手前の針葉樹が生い茂っているので富士山は見えない

ここから先は、ひたすら写真でご紹介していきたいきますので、なかなか外出しにくい今だからこそ、自然いっぱいのエコパ伊奈ヶ湖を散策している気分を味わって頂けたらと思います。まずは、紅葉が鮮やかな南伊奈ヶ湖、そこから石畳を下って菖蒲池、最後に北伊奈ヶ湖の湖畔にいきたいと思います。

エコパ伊奈ヶ湖の園内マップ(PDF)はこちら▶︎https://ecopa-inagako.jp/wp/wp-content/uploads/2018/04/ecopa-map5.pdf

第1駐車場から菖蒲池近くの第2駐車場へ向かって下ってくると右手に出てくる看板
看板のあたりから湖(南伊奈ヶ湖)の奥側を覗くとこんな感じに歩道が続いている
湖の奥(森)へとつながる歩道の途中で湖面を見ると、鮮やかなコントラスト|iPhone
奥側(森の手前)から、きた道を振り返る。手前で色づくドウダンツツジの赤が映える
上の写真と同じ場所から、左側に少し視線を移すと、白鳥とウッドデッキが見える
ウッドデッキは湖面にもっとも近い場所。白鳥が見れるスポットはここ|iPhone

 ちなみに、ワンちゃんと一緒にウッドデッキに来ると真っ白なスワンを近くで見られる確率が高まります。ただ、これは白鳥が威嚇をしにきている状態なので、愛犬やお子様が噛まれないようにお気をつけ下さい。

伊奈ヶ湖へ遊びに来た人は必ず立ち寄っている、と言っても過言ではなさそう
視線の先には、黒色の真鯉だけでなく、金銀錦色をした鯉がうようよしている…ウヨウヨ…
ほら、こんな近くにスワンが…!(鳥が苦手な方はご注意ください)

 人気スポットで白鳥と鯉を堪能したので、場面を「紅葉しているドウダンツツジ」のあった場所へ戻してみましょう。

 第2駐車場近くの南伊奈ヶ湖の看板から、歩道を進んで奥の森へと続くところまで来ました。ここからは、湖畔をぐるっと回る歩道と「菖蒲池」へと続く下り坂の二手に分かれます。今回は、菖蒲池へと向かってみます。

ジブ○に出てきそうな苔むした石に、コポコポと音を立てて流れる沢の冷水
足元に気をつけながら、ゆるやかな石畳を下っていくと、菖蒲池と広場が見えてくる
芝生広場の向こうに見えるのが、南伊奈ヶ湖よりは小さな菖蒲池

 菖蒲池の周りにはどちらかというと黄葉が多く、鮮やかな紅葉の目立つ南伊奈ヶ湖に比べると、どこかアンニュイな雰囲気が漂っていました。文学少女・少年が芝生に座って本を読んでいるような、年配の夫婦が仲良くティータイムをしているような、静けさや穏やかさを感じる空間が広がっています。

菖蒲池側から芝生広場を見るとこんな感じ。この奥には森が広がっている
5〜6月には、美しい青紫色の花が池のほとりに咲く
菖蒲池にも鯉が泳いでいるが、こちらは真鯉よりも金やシルバー色の鯉が多い
南伊奈ヶ湖で最初に通った歩道の途中からも、菖蒲池に降りることができる

 南伊奈ヶ湖から第1駐車場までは、もちろん車道の脇を散策することもできますが、ちょっとした森の中を歩いていくこともできます。階段にはなっているものの、土を削って固めて丸太で段差を作っているような山道なので、滑りやすい靴や雨が降った後は注意が必要です。

車道の脇をハイキングする人も多い。もっと下から山道を歩いている人に遭遇することも
湖畔から第1駐車場への途中には、繊細で美しく、鮮烈な風景があふれている
足元に気をつけながら、ときには一旦停止をしてぐるりと見回してみて

 さて!

 そろそろ第1駐車場をさらに北の奥へと進んだ『北伊奈ヶ湖』へ行きたいところですが、ここから先は「紅葉もいいけど、冬もいいよね。「エコパ伊奈ヶ湖」ぐるっと冬散歩。~後編~」でお楽しみ頂きたいと思います。

(個人的には、北伊奈ヶ湖の方が静かなので、好きだったりします。)

「後編には、わたしたちも登場します〜」

 今回は、iPhoneで撮影した写真も多めに掲載していますが、修正無しでここまで美しく撮れる風景…自然美は偉大ですね。

 (来年は、伊奈ヶ湖に紅葉を行ってみようかな~?)

 と思った方は、毎年多少のズレはありますが『11月上旬』が全盛期になりやすいので、その頃を目安に紅葉狩りの予定を立ててみて下さいね。ただし、全盛期は例年、県外からの観光客も多く、駐車場が大変混み合いますので満車の時はしばらくの間、車中で待つ可能性もあります。お子様と一緒に遊びに行く際は、駐車場待機ができる用意があると安心です!それでは、北伊奈ヶ湖をメインにお伝えする後編「冬の伊奈ヶ湖」を、引き続きおたのしみ下さいませ♪

活気があるって、楽しい!

と気づいた今年の紅葉狩り。

南アルプス市「南伊奈ヶ湖」

<施設情報


所 在 地 山梨県南アルプス上市之瀬(当社から車で約20分)
開園時間 9:00~17:00(月曜、年末年始休館※要サイト確認)
入 園 料 無料
体験方法 園内の散策は自由

※その他をご希望の方はエコパ伊奈ヶ湖のサイトをご確認下さい
電話番号 055−283-8700
問 合 先 エコパ伊奈ヶ湖 総合受付グリーンロッジ
サ イ ト    エコパ伊奈ヶ湖 – あそぶ・たべる・とまる、エコパ伊奈ヶ湖 (ecopa-inagako.jp)
(宿泊・キャンプ・テント泊・BBQ等をご希望の方はこちらから予約可)

大坂 優
事務
大坂 優

生まれも育ちも南プスの『地元っ子』です。実家が事務所のとなりなので、子どものころは友達といっしょに自転車で遠くまで遊びに行ったりしていました。会社では主に事務を担当していますが、ご来店下さった方から「またくるね?」と言って頂けるような対応を心がけています。打ち合わせ中にお子さまと一緒に遊ぶこともできますので、土地探しの時間がお子さまにとっても楽しい時間になったらいいなと思っています。

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