後編|秋もいいけど、冬もいいよね。「エコパ伊奈ヶ湖」ぐるっと冬散歩。
さて、後編は11月下旬に撮影した『秋から冬へ移りゆく伊奈ヶ湖』を写真多めでご紹介していきたいと思います。前編では、11月初旬の展望台→南伊奈ヶ湖→菖蒲池へとグルっと散策してきましたが、後編では菖蒲池(第2駐車場)から車で3分ほどの北伊奈ヶ湖へ移動します。路面凍結による事故防止のため12月~3月末は閉鎖されている北伊奈ヶ湖水辺公園ですが、今回はギリギリ11月末に行ってきましたので、家族で散策をたのしむ大坂ファミリーの様子もお伝えしつつ、全盛期ほどではないけれど赤黄に色づく木々と、まるで鏡のような湖面が面白い「北伊奈ヶ湖水辺公園」の閑静な鮮やかさをご案内します。
前回の続きから、後半戦も写真多めでいきたいと思います。それでは、冬が近づく北伊奈ヶ湖へ、いってらっしゃい!
<施設情報>
所 在 地 山梨県南アルプス上市之瀬(当社から車で約20分)
駐 車 場 あり無料(未舗装の空き地)
開園時間 9:00~17:00(月曜、年末年始休館※要サイト確認)
入 園 料 無料
体験方法 園内の散策は自由
※その他をご希望の方はエコパ伊奈ヶ湖のサイトをご確認下さい
電話番号 055−283-8700
問 合 先 エコパ伊奈ヶ湖 総合受付グリーンロッジ
サ イ ト エコパ伊奈ヶ湖 – あそぶ・たべる・とまる、エコパ伊奈ヶ湖 (ecopa-inagako.jp)
(宿泊・キャンプ・テント泊・BBQ等をご希望の方はこちらから予約可)
< 注 意 >
※HPと現地の看板は要チェックです!
蒲池周辺を満喫したら、第2駐車場・南伊奈ヶ湖の方面へ戻っていきます。池を右手に、東家のある方を桟橋へと向かっていくと、橋の下まで鯉が泳いでいるのが見えます。南伊奈ヶ湖には真鯉(黒色)のものが多いのですが、こちらは金銀の鱗を持つキラキラと光る鯉がたくさん泳いでいるので、子どもたちもテンションが上がります。
薔薇池・東家側から桟橋を歩いてくると、二手に分かれるポイントがあり、第2駐車場へ戻る道を進むと、腰ほどの高さもある紫陽花が咲いていることに気づきます。(きっと、初夏には大ぶりの紫陽花が花開くんだろうな…)と思いつつ、もう一つの南伊奈ヶ湖へと上がる石段を進んでいく大坂ファミリー。
さて、ここで一旦車に乗って、北伊奈ヶ湖に近い第3駐車場へ移動です。
南伊奈ヶ湖から北伊奈ヶ湖へ歩いていくこともできますが、お子さまと一緒の方や坂道が苦手な方は特に「車で第3駐車場へ移動する」ことをおすすめします。距離は1キロくらいしか離れていないと思うのですが(Google Mapでも北伊奈ヶ湖へつづく道は表示されていないため、ストリートビューでお伝えすることができませんが)、とにかく坂道が続きます。
北伊奈ヶ湖へは「下る」ので、行きは自然を楽しみながらふくらはぎの筋肉を程よく刺激できるのですが、一度北伊奈ヶ湖へ着いてから散策をして、さあ第1・第2駐車場へ戻ろう!と思うと、体力のない方やお子さまには割と厳しい急な坂道をひたすら登る時間が待ち受けることになります。運動したいな!という気分の方や、運動靴だから足も痛くならないぞ!という方以外は、手間でも無理せず車に戻りましょう。
ちょうど落葉のタイミングだったようで、風が吹くたびに頭上からカサカサ、ぽたぽたと葉が落ちてきました。
ここは標高820m、湖の周囲は407m、面積は9310㎡。気温は一般的に100m高度が上がると0.6度下がると言われているので、平野部と比べると5度くらい気温が下がります。よく「上(標高が高い場所)は寒いから、上着を忘れずにね!」と言われるかと思うのですが、ざっくり『今日の予想気温』から5度下がってもOKな防寒着があれば大丈夫そうです。
園内マップPDFはこちら▶︎https://ecopa-inagako.jp/wp/wp-content/uploads/2018/04/ecopa-map5.pdf
第3駐車場から北伊奈ヶ湖を目指して進むと、前方右側に「北伊奈ヶ湖サービスセンター」、その奥に「オートキャンプ場」、そして左側には芝生の広場と湖が広がっています。散策していると、センター前でたまたま薪を割っている施設の方を発見しました。
初めて見る道具に興味津々の大坂ファミリーに、毎年地元の小学生が林間学校などで泊まりにくることや、キャンプ利用者が増えたこと、伊奈ヶ湖から甲府方面へ帰る際に見える棚田の辺りが出身で、その棚田から見える景色が本当に美しいことなど、ちょっとした地元話で盛り上がる朗らかな時間も楽しむことができました。
「ありがとうございました~!」とその場を後にし、そのまま10メートルほど前進してオートキャンプ場にあるベンチで一時休憩をとっていきます。もう少し早い時期だと真っ赤なドウダンツツジが綺麗に写真映えしそうなスポットです。
BBQサイトは1卓6名までで計20卓、2,000円/卓。
オートキャンプ場は1区画6名まで(7名以降は1名ごとに600円追加)で計6区画、3,600円/区画(日帰りも同額)ですが、料金や設備等はエコパ伊奈ヶ湖の公式サイトをご確認の上、直接お問合せください。
一休みしたら、よいしょっとベンチから腰を上げて、気分を新たに湖畔に向かっていきましょう。さまざまな種類の木が生えているので、落ちている枯葉の形や色もさまざま…お子さまたちの自由研究にももってこいの芝生ゾーンを抜けた先が北伊奈ヶ湖です。
自然豊かで美しい伊奈ヶ湖ですが、実は自然にできた湖ではなく『人造湖』で、今から350年以上前に建設された施設なのです。水力発電のために(後に東京電力となる)峡西電力が造ったものの、1972年(約50年前)に廃止となり、現在は田畑に必要な水を安定的に供給するための灌漑(かんがい)や観光用湖として利用されています。
湖に向かって左手側から散策すると「森林学習歩道 清流水昆虫ゾーン」があるのですが、今回は右手側の日陰が多い方からぐるっと散策していきたいと思います。ここからは一緒に湖畔を散歩している気分になれるよう、写真たっぷりでお送りしたいと思います!
この記事の一番最初に掲載している写真もこの場所から撮ったのですが、一歩横にずれるだけで全く違う風景にも見える、不思議な撮影スポットです。曇りの日はここまで鏡のようにくっきりとは見えないのですが、青空の眩しいタイミングに来れたらラッキー!しばらく動けなくなるくらい、湖面に映る雲や目に映る景色に見入ってしまうと思います。人の心を奪う、そんな景色に出会えます。
ここにはいろんな木が生息しているので、ふと下を見ると巨大な葉が落ちていたり、どんぐりが落ちていたり、(これはなんだ…?)と日常生活では見たことのないものに遭遇することがあります。この写真は落ち葉の大きさに驚いて撮ったものですが、足のサイズは22.5cmなので約25~30cmの葉ということに…。側溝に詰まっているような一般的な落ち葉とのギャップが大きすぎて、思わず「うわっ」と声が出ました。
うっかり仕事用の革靴で行ってしまうと、足の裏に全集中しないと転びそうになるので、景色を楽しみながらぎゅっぎゅっと軽快に散策するためにも、やはり『運動靴』はマストアイテムです。
ここに立つ時間と日の入り方で全く違う景色になるのですが、まるで「湖の真ん中に立っているような気分」を堪能できる場所です。
さて、湖面に夢中になっている間に折り返し地点まで来たので、ここからは最初にちょこっとご紹介した「森林学習歩道 清流水昆虫ゾーン」へと入っていきます。
紅葉全盛期から2週間ほど経ったこの時期は観光客もぐっと少ないので、ゆっくり湖畔散策をしたい方はもちろん、写真撮影を楽しみたい方にもおすすめの北伊奈ヶ湖水辺公園。
湖面の変化をぼーっと眺めてみたり、木の幹や葉の観察をしたり、芝生の広場で読書をしてみたり…、湖畔を歩くだけでなく、ここでの時間の過ごし方に対する可能性は無限大です。また、キャンプ・BBQを希望の方は、山梨のスポット情報をブログにまとめていらっしゃる「やるきまんたろう」さんのこちらの記事を見て頂くと、なんとなくイメージが掴めるんじゃないかな~と思います。
※リンク先記事の内容を当社が保証するものではありません。料金・設備等は必ずご自身で公式サイトからご確認、お問合わせをお願いいたします。
空気がほんの少しだけ白く見えるこの季節。
(来年は、紅葉全盛期だけじゃなくて、ゆっくり楽しめそうな11月後半に北伊奈ヶ湖に行ってみようかな~?)と思った方は、12月~3月は閉鎖期間なのでそこだけ忘れずに、上着と運動靴をもって遊びに行ってみてくださいね♪
それでは、前編後編の2部編成でも長めのコラムになってしまいましたが、実物は写真の何倍も美しい自然があなたを待っているので、一人で満喫するもよし、一緒にリフレッシュしたい人を連れて来るもよし。「エコパ伊奈ヶ湖」に癒しを求めて来てみて下さい。南プスは、秋も冬も最高です!
<施設情報>
所 在 地 山梨県南アルプス上市之瀬(当社から車で約20分)
開園時間 9:00~17:00(月曜、年末年始休館※要サイト確認)
入 園 料 無料
体験方法 園内の散策は自由
※その他をご希望の方はエコパ伊奈ヶ湖のサイトをご確認下さい
電話番号 055−283-8700
問 合 先 エコパ伊奈ヶ湖 総合受付グリーンロッジ
サ イ ト エコパ伊奈ヶ湖 – あそぶ・たべる・とまる、エコパ伊奈ヶ湖 (ecopa-inagako.jp)
(宿泊・キャンプ・テント泊・BBQ等をご希望の方はこちらから予約可)